「今週のことば」 2015年12月

<2015年12月第4週>
AO石神井公園校 室長代理 田中 浩介
 

すばらしき健闘を
 

い よいよ2015年も終わりに近づいてきました。塾は冬期講習会の真っ只中です。これから受験生は中学入試、高校入試、大学入試ともに、最後のラストスパー トで一気に駆け抜けて行きます。志望校に対して、十分出来ていて余裕だという生徒は誰一人としておらず、みんなさまざまな不安と悩みを抱えながら取り組ん でいます。
 
受験は実力と運だとよく言われます。運とは何でしょうか。運がよかった、悪かった、塾でそんなものを教えることは出来ない し、当てにして指導などできません。しかし、長年受験生を見ていて確かにある傾向があります。最後、勝利をつかむ子、成功する子。それは、最後まで頑張る 子です。最後まで信じる子です。途中、弱くなったり、倒れたりしながらも、目標を捨てることなく、最後まで信じぬき、頑張りぬく、そういう子は、いわゆる 運勢が強い子なのでしょうか。運をつかむ子なのでしょうか。そうであるならもうそれは、当たり外れのそのときだけの運とは違い、努力の賜物としての強運で しょう。
 
受験は人生の大転機。最後まであきらめず戦いぬいてください。きっと大きなものを手に入れるでしょう。健闘を心から祈り応援します



<2015年12月第3週>

AO大泉学園校 室長 有川 正志
 

自立学習のすすめ


中3のO君のある日のこと
 
「宿題、やってきた・・?」と私
「全然わかんなかったので、やってません・・・」と0君
「あ、そう? どこがわかんなかったの?」
「全部!・・」
 
「じゃ、ワーク40ページを開いて、ここからゆっくり音読してください」
 
「ある数xを2乗するとaになる時、すなわちx2=aであるとき、xをaの平方根という。
 例 32=9、(-3)2=9 だから9の平方根は3と-3である」
 
「どう?理解できる?」
「ん・・・よくわかんない!」
 
「じゃ、もう一回もっとゆっくり心を込めて読んでください」
「えっ、またっ・・・、わかりました」
 
「ある数xを2乗するとaになる時、すなわちx2=aであるとき、xをaの平方根という。
 例 32=9、(-3)2=9 だから9の平方根は3と-3である」
 
「どう?」
「少しわかる気がしてきました」
 
「じゃ、もう一回読んでみよう!」
 
「はい、ある数xを2乗するとaになる時、すなわちx2=aであるとき、xをaの平方根という。例 32=9、(-3)2=9 だから9の平方根は3と-3である。・・・・・・・
先生、わかりました。4の平方根は2と-2ですか?」
 
「おう、すごいじゃない、その通り。自分で読んで理解できたね。えらい!難しいそうな文章も“わかろう”と思って繰り返し読めばわかるようになる。最初から“わかんない”と思いこんでいると全然わかんないよ」
 
O君の目が輝き、表情が明るくなった。
「先生、宿題の問題を自分で解いてみます!」
 
あれから数ヶ月、O君は「全然わかんない」を言わなくなった。
代わりに「先生、分からない時だけ教えてください」と言うようになった。嬉しい限りである。
 
ある人が「自立学習とは、立派な社会人に成る為の最高のトレーニングである」と述べている。
 
これからも「1人でも多く、自立学習できる子を育てたい」そんな思いが、いっそう強くなった。



<2015年12月第2週>
石神井本校 講師 吉田 満典
 

来年の春、高校を卒業する長男がいる。

「やっぱり美容師になりたい」と、東京の専門学校に進路を最後に決めたのは11月下旬。片道1時間30分かかる通学時間は一切気にしていないから、希望を持った若者は恐ろしい。

願 書の中に自己アピールを記入する箇所があり、一緒に考えて欲しいと頼まれた。自分の思いをしっかり伝えたらいいと返答したものの、筆記試験なしで面接と書 類審査で決まるので、気が気でない。下書きは本人が考えて、それをもとに親子で今まで話し合ってきたことを確認しながらまとめた文章がこれである。

『僕 は、高校生になってから新しい夢ができました。それは美容師になることです。この仕事を通して、辛いことがあって悲しんでいる人には、毎日を明るい笑顔に させてあげたい。自分に自信が持てない人には、今まで見たことがない自分の変身にチャレンジして、前向きに歩める人生にさせてあげたい。また、被災された 方や最も悲惨な立場の人を、世界最高の美容技術を使って奉仕したい。

でも、僕にとって美容師になることは手段であって、僕にはもっと大きな志(こころざし)があります。医療、音楽、芸術、スポーツなどの世界に国境の壁がないように、美容の世界でも、人々を平和にしてあげることです。

それを実現するには、この専門学校に入学して一生懸命勉強し、最後まで諦めずに頑張らなければいけません。僕の夢を実現し、志を成し遂げられるように、日々訓練し鍛えてくださるように、先生方、よろしくお願いいたします。』

一行を二段に分け、びっしり書き込んでいた。「絵に描いた餠」にならなければよいのだが・・・。

塾 においても、夢や希望を持って生徒が入塾してくる。その内容は様々ではあるが、一つだけ共通していることがある。それは「勉強がわかるようになりたい、で きるようになりたい」という思いだ。その小さな入り口から入って、ひとつひとつわかるようになり、できるようになることで、小さな自信がどんどん積み重 なって、大きな夢や希望へとつながり広がっていく。

子供たちの夢を直接かなえてあげることはできそうもないが、そのきっかけをつくってあげることは可能だ。そういう意味では、私たち講師の責任は決して小さくはない。



<2015年12月第1週>
大泉学園校 講師 木津 誠一
 
「受験勉強は、個人戦? 団体戦?」
 

各学校の定期テストが終わり、12月を迎えた。
冬を越えたら、あっという間に入試の時期がやってくる。
受験生は、今が一番、「光陰矢の如し」を実感する時期かもしれない。
 
近頃、「受験勉強は団体戦」という言葉をよく聞く。
 
もちろん、最後に受験するのは、他でもない自分自身。
他の人がどうがんばろうと、自分が勉強しない限り、合格を手にすることはできない。
 
しかし、入試に至る勉強のプロセスにおいては、「団体戦」という要素もある。
 
大泉学園校の中3男子は、仲がいい。
彼らは誘い合って、3、4人で一緒に教室にやってくる。
よく会場テストや、入試の過去問を解いては、得点でどちらが上かを競い合っている。
1人で勉強するよりも、その方が楽しいようだ。
 
私自身はどちらかというと、「受験は個人の戦いだ」と思って勉強してきた方だ。
学校でも塾でも、同じ志望校を目指す同級生ならば、ライバル(競争相手)だった。
 
しかし、今の教室の生徒たちは、「チームで勉強する方法」を見せてくれている。
「そういう方法もあるのか」と、とても刺激になっている。
 
せっかく貴重な「時間」を費やすのだから、「イヤイヤ」やるのではもったいない。
「自分がワクワクして勉強できる方法」を見つることが大切である。
その方法は、一人ひとりちがうかもしれない。
「どの方法が自分に適しているのか(結果につながるのか)」をぜひ考えてみてほしい。
 
勉強を通して、生徒一人ひとりが自己の可能性や未来を拓いていくことができるように、
全力でサポートしていきたい。



「今週のことば」 2015年11月
 
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