「今週のことば」 2014年10月

<10月 第3週>
東久留米幸校 室長  福永 浩之

『変化に気付く』
 

10月も後半に差しかかりました。
朝晩は寒さを感じ、夏の暑かった日々が嘘のようです。一日一日の変化は微々たるもので、昨日と今日の違いは感じられなくても、季節は確実に変化しています。
 
季節がそうであるように、子供達もまた日々変化しながら少しずつ成長しています。身体面や精神面において、もちろん勉強面においても、昨日と今日の違いに気付いてあげることは、なかなか難しいようにも思われますが、子供達をよく観察していると、気付くことはあるものです。日々の心の変化は、人と話をするときの姿勢、挨拶をするときの声の調子、持ち物の扱い方、身だしなみ、書かれた文字の形…ちょっとした仕草にも現れるようです。
 
塾に期待されていることは、勉強面に関する良い変化をもたらすことです。そのために、数学や算数であれば新しく習う単元を一通り説明した後、テストをして理解できているかどうかチェックします。間違った問題があれば「そういうことなんだ!」「分かってスッキリした!」と感じて(感激して)もらえるように導きます。解説が必要な時は、数値を単純化したり、図を書いたり、より身近な具体例を示したり、教科によっては五感に訴える資料(映像や音声)を用いたりします。次に、試験で得点できるよう、出来るだけ多くの問題を解かせます。同時に「速く解く」ためのテクニックも伝授します。試験(特に入試)は、「制限時間内でどれだけ得点できるのか」テストされるものだからです。このようなプロセスの中で、時には褒めたり励ましたり、又ある時は互いに喜んだりしながら、生徒の気持ちに寄り添って厳しくも楽しい授業を心がけております。
 
子供達は日々、家庭や学校、地域社会において様々な事を学び体験しながら成長しています。家族や友達、学校の先生、学校行事や部活動、テスト結果や宿題、等々様々な心情を抱えて子供たちは塾に来ています。変化する生活の中で塾での「勉強」もあるわけですから、「勉強面における良き変化」をもたらすためには、塾の様子だけでは分からない面があることも知って、子供たちを注意深く見守って教えることのできる者となりたい。そんな思いで、今日も生徒を迎えている次第です。
 


<10月 第2週>
東所沢校 室長  鈴木 靖宏


「これからが本番」
 
夏期講習から1ヶ月が過ぎた。学校も再び始まり、学校行事、定期テスト、会場テスト、学校説明会へと、慌ただしく過ごしているとあっという間である。これから受験までは、さらにあっという間だろう。私立の推薦入試までは約100日、さらにその約1ヶ月後は公立高校の入試である。
 
徐々にではあるが、生徒の自習に来る時間が増え、会場テストの範囲を意識して勉強する姿が見えはじめた。これから生徒たちの本当の戦いが始まる。
 
1学期の成績に悩み、志望校の選択に悩み、そこに学力が到達するのか悩む。そんな生徒が勉強する背中を見ると、‘全部受け止めていくぞ’という覚悟が生まれる。その姿を思い出すと‘今日も教室に迎えにいくぞ’という気持ちが塾に向かう道すがら湧いてくる。
 
思い出すのは2年前。夜8時ごろ突然泣きながら、自習に来た子がいた。お家人と、テストの結果で喧嘩したらしい。家ではできないからといって塾の自習机で一生懸命勉強して帰っていった。その子は、次の春志望校に見事合格した。その事が誇らしいのか、翌年受験生を前にして激励のメッセージを語ってくれた。そして、今も顔を出してくれる。
 
今年もとことん付き合う!中3の受験生たち、合格を勝ち取るまで一緒に戦い、駆け抜けていこう!
  
 
 
<10月 第1週>
向山校 講師  藤河 健太


「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く。」
 
「一生懸命に勉強しているのに結果が出ません。」
生徒からそういう相談を受けることがある。
講師の目から見ても努力していると思われる子に言われると、申し訳のない気持ちになる。
しかし、勉強に限らず、努力してもすぐに結果が表れないことは多くある。むしろ、そんな事ばかりだ。
 
たくさんの数学の問題を解いて様々なパターンを解けるようにしても、テストになると全く解けなくなってしまう。何度英単語を書いたり発音したりしても、全然頭の中に入って来ない。長文を読んでも何を書いてあるのかさっぱり分からない。
そんな時には「努力しても無駄なのかもしれない。」と不安になり、投げ出してしまいたくなる。
皆さんはそこで「もう無理」と諦めてしまう人になるのか?それとも信じてやり続ける人になるのか?
成功するのは、思うような結果の出ない時にもやり続ける人だけだ。先の見えない不安の中で、それでも諦めずにやるべき事を地道にやり続けると、ある時突然今まで解けなかった問題がすらすら解けるようになる。「その時」は何の兆候もなく突然やって来る。
 
是非、そういう経験をして欲しい。それは勉強を通して知識や知恵を身に付けること以上に大事なことだと思う。
今はまだ思うような結果が出ていなくても、目の前の結果に一喜一憂せずに、自分にできる精一杯の事をやり続けて欲しい。やがて自分が想像もしていなかったような大きな花が咲くから。


「今週のことば」 2014年9月
 
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